漢字のルーツは中国・黄河流域の古遺跡らしい
みなさま、こんにちは。
書遊庵・澄月です。
日本人は中国から漢字を取り入れて現在に至りますが、漢字はいつ、どこでうまれたのでしょうか。
どうやら、ルーツは中国の黄河流域にありそうです。
正確はことは良くわかっていないですが、陶片に刻まれた絵文字や漢字のもとではないかと思われる符号が、黄河流域の古遺跡から発見されています。
それらが、少しずつ漢字へと姿を変えていったのでは~と思われています。
現存する最古の漢字は殷(紀元前1200年位)の甲骨文で、これが大元のようです。
添付しました甲骨文字は二玄社が出している書法の美に掲載されている甲骨文字の拓片です。
文字というより、絵の様で可愛いくて澄月は好きです。
甲骨文とは、亀甲や獣の骨に刀で彫られた文字で(社会の教科書で見たような気がしませんか)
いわゆる、象形文字です。
当時、この文字は王族の祭礼や、農作物の豊凶や、雨の有無などを占うために使われていたんです。
亀甲や獣の骨の割れ方で占うなんて、何とも怪しいですが、当時は真剣に厳かにとりおこなわれていたのでしょうね(笑)
この象形文字から現代の漢字まで、みゃくみゃくと受け継がれているんですよ。
人間って素晴らしいですね。
ちなみに、書の世界では当時の象形文字を篆書(てんしょ)と呼び、その書法を学びます。
書の世界に興味を持ってくれる方が一人でも増えると嬉しいです。