各種デザイン書道

筆文字を見る
"誰か"のための
デザイン書道

澄月が考えるデザイン書道とは「見た人の心に感情の波をおこす文字」をデザインするということです。
依頼者が伝えたいイメージを文字に吹き込み、見た人に伝えることです。
昨今では、斬新な完成で表現された筆文字による看板や商品ラベルなどが私たちの生活を彩っています。
また、従来の白と黒の世界から飛び出し、色の持つ力を取り込み私たちを魅了しています。

昨今では、身近な生活の周辺で文字のデザイン的要素を生かして表現する文字が見直され、その斬新な感性がお店の看板や商品のパッケージなどに多用に使用されています。それらは新聞・雑誌・ポスター・チラシなど印刷媒体のキャッチフレーズをはじめ、TVの映像にと様々な分野で私たちの生活を彩っています。

そんなデザイン書道に求められること、出来ることは毛筆独特のタッチ（線が太い細い鋭い柔い、墨が濃い薄い、スピード感、リズム感といった、パソコンでの機械文字では表現できない世界観を作り出す）で、様々な表情の毛筆書を提供し、ブランディングのお手伝いをすることや、「和」の魅力を全面に引き出すこと、また、パソコンが普及した今だからこそ、「手書きによる斬新さ」、「オリジナル性」が求められていると思います。

書く文字の先にいる”誰か”に見てもらうためのデザイン書道を、日本らしさである「和」テイストの商品を彩る一部としてご活用いただけることを願います。

筆文字に印象を吹き込む

職業・人柄・業種など、
イメージが浮かびあがってきませんか。

一般的な特徴として、また、澄月の持つ個人的なイメージとしては下のような点があげられます。
楷書は字画を崩さず、きちんと書く。また、やや右肩上がりです。きとっとした感じがします。
行書は、前後の点画がつながり、曲線的な丸みを帯び、楷書に比べ簡略化されています。開放された自由な感じがします。
草書は、早く書くことを目的に開発された書体の為、字画の省略が目立ち、読めないこともしばしばです。小難しい感じがします。

篆書は、左右相称・横画水平・同じ太さに書きます。
隷書は、左右相称・水平垂直・扁平な字形に書き、
さらに1字の中に主となる横画”ひげ”のようなうねりを作ります。
篆書と隷書は老舗とか骨董屋をイメージします。

貴方はどのように感じますか。

楷書風: 楷書風の中でも、縦長細めに書いたものと、正方形太めに書いたものでは、イメージが変化します。

行書風: 行書風の中でも、崩し方、空間の入れ方、太い細い線の使い分けで、イメージが変化します。

草書風: 草書風の中でも曲線をふんだんに使ったものと、直線の中に”折れ”を使ったものではイメージが変化します。

例として、八幡宮という文字を５種類に、
夏の陣という文字を３種類、藤井花という名前を２種類に、書き分けてみました。
それぞれの筆文字から、どんなイメージを受けますか。

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楷書風