送り状を書いてみましょう
みなさま、こんにちは。
書遊庵・澄月です。
今回はお歳暮の送り状を書いてみました。
お歳暮の送り状と言われても、ピンっとこない方が多いかもしれませんね。
お世話になった方へ夏はお中元、冬はお歳暮を贈ることはあっても、今から送りますよ~って送り状を書く方は減っているようです。
そこで、改めて日本の良き習慣をおさらいしてみましょう。
お歳暮やお中元は、事前に訪問する日時を決めておいて、先方宅へ持参するのが本来の習わしです。
(捉え方によっては面倒とかお金かかるとか、負のイメージにもなりそうですが、本来は感謝する気持ちの受け渡しです)
心に余裕を感じさせる、なんとも粋な習慣です。
しかし、遠くの方へは持参出来ないから送ることになります。
そこで、事前にお手紙で送りますよ~ってお知らせするのが今回の送り状です。
重ねて言いますが、本当に粋な習慣です。
物だけポンっと送るのでなく、電話や携帯、メールでもなく、好みの便箋にサラリと書いてお知らせする。
ハイテクな現代だからこそ、手書き文字がキラリと光ります。
早速、サインペンと筆ペンで書き比べてみました。
基本としては、
1、事項の挨拶
2、感謝やご無沙汰のお詫び
3、なにを送るのか
4、末文の挨拶
でしょうか。
行間狭めの便箋に筆ペンで書くのは難しいですので、今回は呉竹の筆風サインペンを使ってみました。
ボールペンよりちょっと太めで、極細筆ペンよりはちょっと細めのサインペンです。
感想としては、筆ペン難しい~と思っている方は使ってみても良いのではないかと思います。
下は罫線の無い便箋や和紙にゆったっりと筆ペンで書いたものです。
連綿も使ってみたりで、ワンランク格が上がった感じがして気分がよいです(笑)
中心がずれないように下敷き引いて書くと、流れが良く見え上手に見えます。
粋でお洒落な筆文字での送り状、お勧めです。
筆文字見本のページをご覧いただけると、いろんな筆文字を掲載しています。
ぜひ覗いてみて下さい。